キンギョハナダイ【Seudanthias squamipinnis】
スズキ目スズキ亜目ハタ科ハナダイ亜科
体長:メス7センチ、オス15センチまで

温帯から熱帯の海まで幅広く分布しており、伊豆半島においても、何処のポイントでも普通に見れますが、特に大瀬崎の岬の先端ポイントは、水深3~5mぐらいの浅場からグッチャリ群れているので見ごたえがあります。

この種は、雌性先熟雌雄同体で、成熟したメスはオスへ性転換します。

産卵期は、一応、夏から秋と言われていますが、一年中産卵行動が見られます。
通常は、メスの群れとオスの群れに分かれていますが、産卵の時は、オスが婚姻色を出し、メスの群れの周囲をUの字を描くように泳ぎ、メスにアピールします。
ダイバーの中では、これをハナダイのU字スイミングと言っています。

キンギョハナダイの漢字名は「金魚花鯛」、キンギョに似ていることからこの名前が付けられたようです。
英名は「Lyretail anthias」。
食性は、動物プランクトン。