クロホシイシモチ【Apogon notatus】
スズキ目テンジクダイ科
体長:10センチ

神子元を除く、伊豆半島のすべてのポイントで見られます。

やや内湾性の魚で、水深2m~15mの浅場に生息。

水温の低い、冬から春にかけて大きな群れを作り、水温が18度を超える初夏になると、オスメスがつがい(ペアリング)になり、繁殖行動を起こします。

この科の魚の多くがマウスブリージングをすることで有名で、産卵期の夏場には、当種も雌の産んだ卵を咥えているオスの姿を良く見かけます。

オスは、メスの卵を咥えてから3週間の間、飲まず食わず?で、健気にハッチアウトまで卵を守ります。
が、良く観察していると、たま~に、他の卵を持っているメスからのアタックに負けて?、咥えている卵を飲み込んでしまい、新たなメスの卵を咥えてしまうという、不貞なオスもいます。

ま、人間同様、クロホシイシモチにもいろいろいるということで。。。